先日開かれた WCAG 勉強会 @ 関西 (Twitter) の第 2 回勉強会に参加しました。
Web アクセシビリティに関する指針です。W3C が発効しており、本文といくつかの関連文書からなります。これを基に JIS X 8341-3 (Web コンテンツ JIS) が改定される予定です。
本文は時代の変化にも対応できるように書かれていますが、解説書や技術書は一般的な環境の移り変わりにつれて随時更新されるかもしれないそうです。
今回の範囲は「原則 1: 知覚可能」の「ガイドライン 1.1: 代替テキスト」までで、事前に本文と解説書の該当箇所を読んでおくこととなっていました。当日は、各自が範囲内の事項に関する疑問点を、付箋紙に書き出してホワイトボードに貼り付け、それらをひとつずつ、あるいはいくつかまとめて全員で議論するという形でした。
Kanasan.JS でもそうですが、全員でひとつのことについて議論するというのは、一度にさまざまな視点が得られて面白いです。
ガイドライン 1.1 代替テキスト:すべての非テキストコンテンツには代替テキストを提供して、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などのような、ユーザが必要とする形式に変換できるようにする。
ここでいう「代替テキスト」とは、あるメディア (媒体) から別のメディアに変換するための、中間メディアのことです。画像から点字へ、音声から字幕へ、直に変換できれば苦労はないのですが、現状ではそれが困難なため、テキストというメディアを用意することで変換にかかる負担を軽減しようというのです。
この変換は、必ずしも自動で行われるわけではありません。一定の精度を確保するためには人力での変換が必要、ということもまだまだ多いようです。
メディアの例として「シンボル」とありますが、これはアイコンやピクトグラムの組み合わせなどで文意を表すことを指すようです。実際にアイコンを並べてニュースを伝えるニュースサイト (
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