という機能は別々のプロパティや疑似要素として CSS Overflow Module で検討されていくことになると思われる。(該当 issue)
開発者が -webkit-
ベンダ接頭辞付きのプロパティ / 値しか書かないという状況が蔓延したため、ベンダ接頭辞は無意味なものとなった。今やモバイル向けブラウザの多くは (WebKit でなくとも) -webkit-
ベンダ接頭辞付きのプロパティを解釈する。(そうしないとモバイル向け Web サイトがまともに機能しない)
挙句の果てには、――これは CSS ではなく DOM の話だが――webkit 接頭辞付きのメソッドがエイリアスとして仕様に取り込まれるという体たらくである。
これらの反省から、現在のブラウザ開発ベンダはベンダ接頭辞を使わず、開発版ブラウザを使っているときや、ユーザーが明示的にオプションを有効にしたときのみ仕様策定中の機能を有効にするという方針になっている。ベンダ接頭辞は、かつて試験的に実装されたプロパティにつけることはあっても、今後新規に実装されていくプロパティにつける必要はない。
ベンダ接頭辞をつけるにしても、手動でつけていくのではなく、Autoprefixerのようなツールを使って自動的につけていくのが確実である。
この記事は、はてなエンジニアアドベントカレンダー 2016 の 2 日目の記事として公開された。翌日の担当は id:wtatsuru である。
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